鬱田ドクオはある一点を除けば、ごく一般的な男子高校生だった。
人助けとお節介が趣味であり、生き甲斐であると言う事を除けば。
そんなドクオは、ある日『金の泉』を手に入れる。
その巨額の富を一年以内に人助けの為にのみで、使い切らなくてはならない。
ちょっとしたショートショートにしては出来すぎってくらい良かったです。
政治や経済に付いて、よくわからないながらもいろいろ考えさせられました。この話では金の泉が世界の経済に影響を与えることは無いとなっているので、前提からおかしな話なんですが、これを実際にやった場合どうなるんだろう、だとか。
よっぽど良い法を作らない限り暴動はいつか起こりそうだなぁ。
まぁ難しい事は全然わからないんですが。
というか、何を思ってドクオがこういう行動に走ったのか、いまいちわからないんですが。
いやわからないというか、何というか。読解力と説明の才能を下さい。
淡々とした描写で、最低限という感じなのに、その情景が浮かんできました。本当に読みやすい文だと思います。
特に最後の一レスがすごくきました。
お金で買えないものは無いけど売ってないものはあると思います。
プライスレスとかそういうんじゃなくて
PR