お歌の大好きなドクオ
元気で明るいツン
素直じゃないけど、聡いペニサス
僕は、彼らの家族だった
地の文が無いので、はじめは良くある共同生活モノだと思いました。
ただ、詳細が分かってから読み返すと、情景が浮かんできてすごく刺さります。変な光景なのに、何故かはっきりと想像出来てしまうのが、辛い。
いえ辛いと言うか。なんと言うか。
すごい淡い水彩と鉛筆で描かれた絵みたいな印象です。
暖かい感じの。
凄く切ない。
最初はきちんと漢字交じりで話していたドクオの言葉が、どんどん拙くなっていくのとか。
アルジャーノンに花束をの後半を見ているような気分になりました。
ブーンの葛藤というか何というかに、凄く胸抉られます。
報告書みたいな文が挿入されるのですが、其れでものすごく救われた気分になりました。