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ブーン系小説の感想を書いたり書かなかったり
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    ( ´_ゝ`)流石兄弟は悪戯好きのようです(´<_` )


    御題:ファミレス
        バイト
        テクマクマヤコン

    昔から、彼らはよく兄弟で悪戯をしていた。

    ( ´_ゝ`)『兄者がやったんだ』

    (´<_` )『ああ、兄者がやったんだ』

    从'ー'从『……どっちが兄者くんなのかな?』

    ( ´_ゝ`)『『どっちだと思う?』』(´<_` )

    从'ー'从『どっちかなぁ?』

    ( ´_ゝ`)『『どっちでもどうでもいいじゃないか』』(´<_` )

    从'ー'从『どうでもよくないよー?悪戯をしたらちゃんと怒られないといけないんだよ?ほら、どっちが兄者くん?』

    ( ´_ゝ`)『『じゃあ、どっちも兄者だ』』(´<_` )


        ( ´_ゝ`)流石兄弟は悪戯好きのようです(´<_` )

     

     


    从 ゚∀从「ドリンクバーで」

    (´<_` )「かしこまりましたぁ」

    静かな店内に流れるBGMは、店員の間延びした返事も何一つ掻き消す事無く空中を漂っていた。
    机に肘を突き、深夜の街を窓越しに眺め、店員の足音に耳を傾けている、とある違和感に気が付いた。

    从 ゚∀从「……」

    ひく、と高岡の頬がひくつく。
    かつん、とリノリウムに制服の革靴が引っかかる音が厭に大きく店に響いた。

    从 ;゚∀从「あ、あれ……?!」

    かつん、かつんかつん

    从 ;゚∀从「なんで、何で、足音が、二つ……!?」

    店内には一人の店員しか居ない。


    かつかつん、かつかつん、かかつん、かかつん、かかかかつん、


    か  つ  ん。


    从 ;゚∀从「……!!」

    ばっと机の横を振り返る。

    ( ´_ゝ`)「「あのー、お客さん、ドリンクバーは彼方になりますので、」」(´<_` )

     

    从  ∀从「あ、あああぁぁあああ!!!!!」

     



    ( ´_ゝ`)「何か、大成功しちゃったな……」

    (´<_` )「流石だな俺ら」

    ( ´_ゝ`)「怒られたけどな」

    (´<_` )「まぁ兄者は従業員でさえ無いからな」

    唯一だった客に帰られてしまい、暇になったらしい青年達は同時に溜息を吐いた。
    同じようにファミレスの制服を着、同じように俯く様子は鏡合わせのように見える。双子らしい。

    (#´_ゝ`)「なんだよなんだよ!ちょっとした可愛らしいいたずらだろもうぅ!」

    (´<_` )「可愛らしいいたずらにしては演技力に問題があったんだろう」

    ( ´_ゝ`)「最高の演技力だったじゃないか」

    (´<_` )「問題が何時でも不足とは限らないだろう、お兄さま」

    ( ´_ゝ`)「過剰だったか、弟よ」

    ふうむ、と兄と呼ばれた方の青年が顎に手を添えて息を吐く。

    ( ´_ゝ`)「じゃあ、次はどういう趣向で悪戯をしょうか」

    (´<_` )「悪戯をする事は決定事項なのか……」

    ( ´_ゝ`)「客の少ない寂れた弟の職場を明るくしようと尽力するのは兄としておかしい事か?」

    (´<_` )「多少遣り過ぎだと思われ」

    ( ´_ゝ`)「はぅむ」



    唇を尖らせて憎々しげに弟を睨みつける。

    (´<_` )「大体あんたは客だろう。客なら客らしく喰いもんでも喰っとけ」

    ( ´_ゝ`)「分かった分かった」

    ひらひら、と片手を振ってみせ、ありもしないコンパクトを開くような仕草をする。「ラミパスかテクマクかどっちだと思う?」「知るか」「テクマクでいいか……」「何時から兄者は魔法少女になったんだろうな」「魔法少女兄者!」「怒られるぞ」「ごめんなさい!」という会話を経て、へらへらと笑いながら某呪文を呟く。

    ( ´_ゝ`)「テクマクマヤコンテクマクマヤ……いや、これはちょっとやばいな。結膜マヤコン結膜マヤコン、普段着になーれーいー」

    (´<_` )「頭が悪いぞ兄者」

    (#´_ゝ`)「な、何だと?!お前は家帰ったらギャグマンガ日和をがっつり読め!」

    (´<_`; )「ええー…?そんなアニメ化もしてないようなネタを出されていきなり対応しろと言われても……」

    かなり引き気味な兄弟をみやって、ぶちぶちと不満げに眉をしかめながら、店内に誰も居ないのをいい事に着替え始める。
    適当感漂うティシャツとジーンズに着替えた兄は、ふわふわとした足取りで手近なボックス席にばっすんと座り込んだ。

    ( ´_ゝ`)「よーし、じゃあメニューのこっからここまで弟者の奢りで」

    (´<_` )「奢るか」

    兄の広げたメニューをばしんと叩き落とす。「にょわ!」と言う珍妙な悲鳴があがった。

    (#´_ゝ`)「おま、仮にも客にその態度は、」


    ( ´∀`)「兄者くーん」

     


    いきり立って拳を振上げた時、厨房から遠い声が飛んできた。
    ぴたり、と双子の動きが凍ったように固まる。

    (´<_` )「……呼ばれてるな」

    ( ´_ゝ`)「ああ」

    弟はくるりと方向転換し、厨房に入った。
    チーフのモナーが不機嫌そうに皿を拭いていた。指紋がつかないように両手にもった布巾をばさばさと振っている。

    (´<_` )「何すかチーフ」

    (#´∀`)「さっきからホールでふざけてるようだけど、何やってるモナ。ちゃんと仕事してくれないと困るモナよ!」

    (´<_` )「あ、すみません。でもはしゃいでるのは俺の双子の兄弟であって俺ではないので……」

    (#´∀`)「そんな子供みたいな言い訳は良いモナ!ったく、この時間帯は誰も働きたくないって言ってるからシフト入れてるものの……人手さえあれば辞めてもらってもいいモナよ?」

    (´<_` )「え、それは勘弁して下さい……困ります」

    (#´∀`)「じゃあちゃんと仕事するモナ!」

    (´<_` )「はい……、すみません……、今は反省しています」

    (#´∀`)「聞いてるモナ?!」

    適当にチーフの言い分をあしらい、店内掃除してきまーす、とそそくさと厨房を離れる。

    (#´∀`)「全く……初めの頃は真面目な良い子だったのに……先月くらいから急に様子がおかしくなって……人が変わったようとはよく言うモナ」



    チーフの独り言を背中に聞きながら、モップを片手に弟はホールに戻った。

    (´<_` )「怒られたぞ」

    ( ´_ゝ`)「そーかそーか」

    兄はサービスのお冷やをくぴくぴと飲み干した。たぁん、と軽やかにプラスチックのコップが机に叩きつけられる。

    ( ´_ゝ`)「真面目に働かないと給料落とされるぞ、愚弟よ」

    (´<_`# )「誰の所為だと思っている、誰の所為だと」

    ( ´_ゝ`)「思うに、お前は親しく無い人と喋るときはちょっと気が抜けすぎなんだよ。お前はそうは思ってないだろうが。ってか何それ、普通逆じゃね?って感じだが」

    (´<_` )「何をいきなり変な講釈を垂れ初めて居るんだ、兄者」

    ( ´_ゝ`)「俺が折角『変わって』やったんだから、もう少し人間関係やらを大切にせよと言いたいんだよ」

    尤もらしくしたり顔をする兄の後頭部を叩き、弟は大きく溜息を吐く。

    (´<_` )「何で上から目線なんだお前は……うちの墓に入ってる骨が誰のだと思っている」

    ( ´_ゝ`)「はて、誰だったかね」

    兄はに、と笑って見せた。

    (´<_` )「爺者の存在を忘れるとは何たる孫だ」

    ( ´_ゝ`)「ああ、そうだったな」

    てぃうんてぃうん、とコンビニのような電子音が静かな店内に響き、客の来訪を告げる。弟は即座に反応し、営業スマイルで扉を確認した。



    (´<_` )「いらっしゃいませー、二名様ですか……ってあれ、ブーンじゃないか」

    入ってきたのは、顔にデフォルトとして笑顔を乗せているような青年と、その後ろにしがみつくようにして店内を伺っている少女だった。

    ( ^ω^)「おっお、流石じゃないかお。バイトかお?」

    (´<_` )「おう、先月から勤めててな。久しぶり。こんな時間に何の用だ?」

    ( ^ω^)「ファミレスに着たんだから飯喰いに来たに決まってんお」

    (´<_` )「ああ、それもそうか。……ところで、その後ろにくっつけてんのは悪霊かなんかか?」

    ( ^ω^)「ツンだお。怖い事言うなお……お前、このファミレスの怪談知ってんのかお?」

    青年の言葉に弟はかくりと首を傾げて右上を眺める。

    (´<_` )「怪談?聞いたことないな」

    ( ^ω^)「……ここのファミレス、店員の足音が増えるらしいんだお」

    にやり、と笑みの上に更に笑顔をかさねて青年は言う。むしろ今日はそれ目当てできたんだお、と口元をゆがめた。

    ( ^ω^)「先月くらいから、『マジ』だってこの辺で噂になってるんだお。深夜にこのファミレスに来ると、一人しか居ないはずの店員の足音が増える……って言う」

    (´<_` )「それで、確かめに来たのか?」



    ( ^ω^)「うんだお」

    (´<_` )「ツンひっさげて?」

    ( ^ω^)「怖いなら別に来なくても良いって言ったけど、聞かなくって」

    ぷ、と弟は笑った。

    (´<_` )「それお前、悪戯だよ」

    ( ^ω^)「は?」

    ξ゚⊿゚)ξ「え?」

    青年も、その後ろにしがみついていた少女も、ぽかん、となった。
    まん丸く広げられた目と口が六つの大穴を作る。

    (´<_` )「ちょっとした悪戯でな、怪談作るのも案外簡単なもんだ」

    ( ^ω^)「も、もしや……お前が仕掛け人かお?!」

    (´<_` )「あーまー広義的に言えばな」

    ( ´_ゝ`)「俺が主犯ー」

    何処から現れたのか、兄が弟の肩口からひょいと顔を出す。

    ξ;゚⊿゚)ξ「ど、道理で嘘臭い話だと思ったわ!どうせこんなのだろうと思ってたのよ!もう!楽しみにして損したわ!」

    ( ^ω^)「いやツンまじでさっきまでぷるぷる震えてtしdがsdjhひでぶ」

    ξ;゚⊿゚)ξ「はっ早く席に案内しなさいよ!仕事でしょ!」



    (´<_`;)「あ、ああ、すまん……えっと、ブーン、大丈夫か?」

    (  ω )「だいじょばない……」

    襤褸切れのようになった青年を引きずる少女を先ほどまで兄と談笑(?)していた席まで連れていく。

    (´<_` )「こちらの席に、……と、すまん、水片づけて無かったな」

    ( ^ω^)「店の水勝手に飲むなおwww」

    (´<_` )「いや俺が飲んだ訳じゃないし」

    ( ´_ゝ`)「というか回復早いなお前」

    ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私ドリアで」

    ( ^ω^)「おっお、ドクオも呼ぶからオーダーは待つお、ツン」

    ( ´_ゝ`)「へ?ドクオも居るのか?」

    ( ^ω^)「怖いからって外で待ってんだお」

    (´<_` )「外で待ってる方が怖くないか……?治安的な意味で」

    ( ^ω^)「そう言う所がドックンらしいお」

    ( ´_ゝ`)「まぁ、らしいっちゃらしいな」

    真っ青な携帯を取り出し、ぴろぴろと何やら操作する。程なくして、またてぃうんてぃうんと電子音が鳴った。


    10
    ('A`)「なんだよ……、お前らの悪戯だったのかよ」

    顔色の悪い青年が顔をしかめて入ってくる。
    少女がひらひらと手を振るのに返事をして、三人が固まっている机に幽鬼のような足取りで寄ってきた。

    (´<_` )「いや、悪いな」

    ('A`)「まぁ本物とかじゃなくて安心したけどさ」

    ( ^ω^)「ドクオ、幽霊とか信じちゃってる人なのかお?ふひひwwww」

    ('A`)「うっせー、俺はただ単にびびりなだけだ」

    ξ;゚⊿゚)ξ「何で胸張って言うのよ……」

    (´<_` )「で、オーダーは?」

    ('A`)「あ、おおう、じゃあ俺コーヒーで」

    ( ^ω^)「僕はコーラお願いしますお」

    ξ゚⊿゚)ξ「え?何?飲み物頼む雰囲気なの?じゃあ、アイスミルクティにするわ」

    (´<_` )「畏まりましたーっと」

    ( ´_ゝ`)「あ、待てこら、俺も行くー」

     

    11
    かつかつと足音を鳴らせて立ち去る後ろ姿を見、ブーンは少しだけ声を潜めた。

    ( ^ω^)「……元気そうで良かったおね」

    ξ゚⊿゚)ξ「……」

    ('A`)「……」

    ツンは笑顔を気まずげな表情に代え、そうね、と消え入りそうな声で呟いた。ドクオは忌々しげな表情で右中空を眺め、への字に口を噤んだ。

    (´<_` )「はい、大変お待たせいたしました、コーラにコーヒーにアイスミルクティになります」

    ( ^ω^)「おっお」

    ('A`;)「うーい……ってホットかよ、この暑いのに……」

    (´<_` )「だってお前アイスって言わなかったし」

    ξ゚⊿゚)ξ「まぁいいじゃない、此処クーラー効いてるし」

    ( ´_ゝ`)「チームマイナス六パーセントに真っ向から喧嘩売ってるもんな」

    ('A`;)「そうか……そりゃそうだけど……まぁいいか」

     

    12
    ( ゜ω゜)「アッー!!」

    がたたん、と唐突に青年が立ち上がった。
    三人分の視線が彼に集中する。

    ( ゜ω゜)「DVDの返却期日明日の七時だったお!」

    ξ゚⊿゚)ξ「「はぁ?」」('A`)

    ( ゜ω゜)「まだ一本も見てねぇお!!帰るお!!」

    一口も飲んでないコーラを放って、ぱしんと代金を机に叩きつけ、だばだばと走り出す。

    ξ゚⊿゚)ξ「なっ、ちょ、待ってよブーン!!」

    少女も急いでミルクティを飲み干し「ごめん、私も行くわ」と代金を慌てて机に置いた。

    ('A`;)「お、おう……」

    (´<_`;)「あざーしたー…」

    (;´_ゝ`)「慌ただしい奴らだな……」

    弟と同じように立っていた兄が青年の残したコーラの前によっこいしょと座る。

    (´<_` )「そういやお前等、何で来たんだ?」

    ('A`)「歩きだ」

    (´<_` )「ふーん……」


    13
    ( ´_ゝ`)「お前等の下宿って此処から近かったっけ?」

    ('A`)「あー、うん、まぁ、散歩がてらだな」

    ( ´_ゝ`)「そうかー」

    静かなBGMが空間にのたりと寝そべる。

    ('A`)「昔からさ、お前等ってよく入れ替わって遊んでたよな」

    唐突に昔話を始めた青年を、かくんと双子は同時に首を傾げて眺める。

    (´<_` )「……そうだけど、どうした?」

    ('A`)「いや、俺もさ、ブーン程じゃないけど、お前等を見分ける自信あんだよ」

    ( ´_ゝ`)「でも今日は見分けれんかったっぽいけどな。名字呼びだったし」

    兄が愉快そうに笑いながら言う。そうか、と青年は頷き二人から目を逸らした。

    ('A`)「確かにお前等、顔格好は全然見分けつかんけど、表情とか言葉遣いとか全然違うから結構分かりやすいのな」

    (´<_` )「そうだったのか……今度から悪戯の参考にする」

    ('A`)「黙って無表情にしてりゃわかんないぞ」

    ( ´_ゝ`)「へー」

    ('A`)「まー、でも、動いたら仕草とかで分かるがな、俺は。多分、ブーンも」

    頷く双子。すごいな、と兄が呟くと、青年は少しだけ誇らしげにすげーだろ、と口元を緩めた、がすぐに視線を落とす。


    14
    ('A`)「でもさ、今、俺、お前等がどっちがどっちか、わかんねぇ」

    かた、と机に伏せる。からりとコーラの中の氷が鳴った。

     


    ('A`)「お前等、どっちが死んでんの?」

     


    ( ´_ゝ`)「どっちだろうなー」

    (´<_` )「どっちも何も、お前は葬式に行っただろう」

    ('A`)「行ったよ……弟者の葬式」

    (´<_` )「だったら生きてるのは兄者に決まってんだろ」

    ('A`)「でも、お前は、弟者だろ?」

    ファミレスの制服を来た青年を指さす。弟者と呼ばれた青年はにこりと笑った。

    (´<_` )「どうだろうな?」

    兄のように、自分らしく、無邪気に、シニカルに。

    (´<_` )「兄者が弟者みたいに振る舞ってるだけかもしれないぜ?」

    ('A`)「だからわからんっつっただろ……」


    15
    がしがしと頭を掻き回す青年を微笑ましげに見て、双子は口元を緩めた。悪戯成功、とでも言うように視線を交差させる。

    ( ´_ゝ`)「んー、そうだな、選択肢をやろう」

    にっこりと私服の青年が笑みを作る。制服の青年と同じように、弟のように、自分らしく、シニカルに、無邪気に。

    ( ´_ゝ`)「一つ、弟者が死んでる。二つ、兄者が死んで、弟者が兄者になりすましている」

    (´<_` )「さぁ、どっちだ?」

    鏡合わせに立ち、両手を広げてみせる。


    ('A`)「わかんねぇよ……」


    ( ´_ゝ`)「まぁ、俺らもわかんないんだけどな」

    私服姿の方が無表情に戻って口元だけを曲げた。

    (´<_` )「お前の言った通りさ、昔から入れ替わりゲームとかばっかしてたから、どっちが本当の兄者なのか、どっちが本当の弟者なのか、わっかんないんだよなぁ」

    制服姿の方は目を細め、猫のように笑む。

    ( ´_ゝ`)「「でもさ、どっちかが死んでも、こうやってまた新しい悪戯出来てんだから、いいんじゃね?」」(´<_` )


    同時に言い放つ双子を見、厭そうに顔を歪める。


    ('A`)「お前等、最悪だよ」

     

    15
    ( ´_ゝ`)「「知ってる」」(´<_` )


    がた、と青年が席を立つ。

    (´<_` )「お、帰るのか?」

    ('A`)「……用事思い出した」

    ( ´_ゝ`)「また来いよー」

    ちゃらん、と代金を机に落とし、憎憎しげに、さりとて楽しそうに顔を歪めた。
    視線の先の双子は、鏡のように微笑んでいる。

    ('A`)「もう絶対来ない」

    ( ´_ゝ`)「「んな事言うなって」」(´<_` )

    てぃうんてぃうん、と電子音と共にゆらゆらと店を出ていく背中を見つめ、くすくすと子供のように笑い合う。


    16
    ( ´_ゝ`)「俺ら、どっちがどっちだったっけな」

    (´<_` )「忘れちゃったよな」

    ( ´_ゝ`)「「どっちが死んだかなんて忘れたよな」」(´<_` )

    ( ´_ゝ`)「どっちが兄者だっけな、愚兄」

    (´<_` )「どっちが弟者だっけな、愚弟」

    ( ´_ゝ`)「昔入れ替わってそのままかもしれないしなぁ」

    (´<_` )「我らながら分かんないよなぁ」

    ( ´_ゝ`)「まぁ、生きてるのはお前だしな」

    (´<_` )「死んでるのはお前だもんな」

    ( ´_ゝ`)「こうやって悪戯も出来てるし、どっちがどっちかなんて」

    (´<_` )「どうでもいいよな」


    言い合って、にっこりと笑う。

     


    ( ´_ゝ`)「「流石だよな、俺ら」」(´<_` )


     

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